生前葬ってどうやるの?余命宣告された方から学ぶ
こんにちは!
記事をご覧になってくださり、誠にありがとうございます。
皆さんは、自分がいつ死ぬか、その正確な日にちを知っていますか?
医者から、「あなたは明日死にます」と言われたら、何をしますか?
ご家族やご友人に、言い残していること・やり残したことはありませんか?
人間とは、いつ死んでもおかしくない。
生前葬とは、生きているうちにご家族やご友人に感謝やメッセージを伝えることで”一旦”お別れをする行事です。
近年注目されている生前葬ですが、実は生前葬には、
通常の冠婚葬祭のような決まった型はありません。
ご本人様の希望に沿った形で、ご家族やご友人に対して感謝を伝えるというのが、生前葬の意義になります。
連続テレビ小説「まんぷく」では、15分にわたり生前葬のシーンが流れ、松坂慶子さん演じる鈴が、棺桶に自分の足で入り、集まった人たちが鈴に向かって想いを伝えていくという、笑いと感動のシーンを作り上げていました。
今回は、「終活」の一つである生前葬とはそもそもどうやるのか、実際に開催された佐藤様(仮称)の体験談をもとに説明させて頂きます。
生前葬の流れ
終活について考え始める
佐藤様はある会社の社長様でした。
ある日、余命宣告を受けます。6か月でした。
佐藤様は、「家族や社員に伝えたいことがある」と強く想い、知り合いのお坊さんに生きている間にメッセージを贈れないかと相談します。
そこで佐藤様はお坊さんから生前葬の存在を知り、開催する決意をします。
しかし、具体的に何をすればいいのか分からなかった佐藤様は、生前葬を行う会社に相談するために連絡しました。
生前葬には決まった型というものはありません。
自分がやりたいと思う生前葬を一緒に作ってくれそうだな、と感じた会社を選び相談してみましょう。
どんな会に出来るか、想像しながら担当者と話してみてください。
きっと、やりたいことが見つかるはずです。
家族に理解してもらう
佐藤様の生前葬の提案に真っ先に反対したのは佐藤様のご家族でした。
費用と体力の心配が主だったようです。
そんな盛大な会合をしてしまったら本来の葬儀のためのお金が残らない、と。
しかし、佐藤様の実際の負担は全体の費用のごく一部でした。
そして何より、「伝えたいことをしっかり伝える場を設けたい」「自分の死後の家族の負担を軽くしたい」という気持ちを伝えた上でご家族を説得し、納得してもらいました。
認知が広まってきた生前葬とはいえ、「死んでもいないのに葬儀?」「余計に費用がかかるじゃないか」と抵抗感を持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際に見てみると「生前葬を開いてよかった」と思えることがたくさんあります。
主催者様だけではなく、参加者様も「参加してよかった」と思う人が多いのが実態です。
会場や内容を決める
佐藤様は当初、どこかの居酒屋で適当にお話すれば良いと思っていたそうです。
しかし、当時の担当者は
「人生の始まりと終わりは必ず記憶に残るから、適当に開催してはいけません」
と主張し、ホテルの式典会場にて行うことを強く勧めました。
その結果、その地域でも有名なホテルでの開催に決定されました。
生前葬も重要なライフイベントの一つです。もちろん、居酒屋で開催することも自由ですが、自分事として、大切に選択していきましょう。
生前葬当日
会場には多くの参加者がいました。
無宗教での開催であったため、参加するにあたっての決まりは特にありませんでした。
着飾っている大人、走り回る子どもたち。
遠方のご友人と久しぶりの再会も果たしたそうです。
それは通常の「葬儀」とは一線を画した、笑いもあり、華やかでもあり和やかな行事でした。
行事の進行や雰囲気としては結婚式に似ていると私は感じました。
開会の挨拶から会食を挟みつつ各参加者の皆さまへの挨拶を行い、佐藤様の人生を語るムービーを見て、余興を行った後、
ご子息から佐藤様への想いのスピーチがあり、
最後に佐藤様ご自身から参加者の皆様へのメッセージが贈られました。
そこでは涙もあり、佐藤様とのお別れを、参加者の皆様一人ひとりが噛み締めながら聞いていました。
生前葬が終わって
生前葬が終わった3か月後に佐藤様は亡くなりました。
ご家族だけでの葬儀も可能でしたが、ご参加者を入れての通常の葬儀になったとのことです。
ご本人からは、
「日常では伝えづらいことも含めて伝えられた」
「死後の処理のことも決めたため、家族への負担を軽くできた」
生前葬に参加された方々からも、
「佐藤さんと最後にちゃんと話せてよかった」
「自分も死についてしっかり考えるきっかけを頂いた」
など、生前葬に参加して良かったという感想がありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、実際に生前葬を開いた佐藤様のお話から、具体的な生前葬開催の流れを説明致しました。
もちろん、生前葬に型はありませんので、色々な状況に応じて開催できます。
テリー伊藤さんの場合は、還暦のお祝いとして生前葬を開催するなど、本人の人生の区切りとして開く方も多くいらっしゃいます。
生前葬の最大の特徴の一つとして、全てご本人様の思う通りに会を作ることが出来るということがあります。
元気なうちにご自身が主役となりこのような催しをすることで、死をポジティブなものに考えられたら、楽しい気持ちになりますね。