定年後をイキイキと生きるために【7つの習慣】
こんにちは!
記事をご覧になってくださり、ありがとうございます。
・定年後、自分が何をすれば良いのか分からない。
・どうやって生きていくのか分からない。
といった方は多いと思います。
SUUMOジャーナルの定年後の60代、70代への「生活の不安なこと」のアンケートによると、
「お金や健康について」の不安が上位を占めており、やはり漠然とした不安があることが分かります。
定年後は、会社という後ろ盾が無くなり、否が応でも自分の意志で人生を歩んでいく期間になります。
逆に言うと、全てご自身の選択により今後の人生が大きく変わっていくのです。
今回の記事は、そんな不安を払しょくするために、生き方のヒントになるマインドセットや習慣を紹介します。
定年は更なるステップアップのチャンス
定年退職は、更なる人生の飛躍のチャンスです。
なぜなら、すべてご自身の選択次第で、思い通りに人生を歩んでいくことが可能だからです。
定年後の心持ちは?
定年後の生き方は多様です。
趣味を極めていくのか、転職するのか、バイトするのか、起業するのか・・・
選択は個々人の自由ですが、より良い人生を送るためにはワクワクすることを選択していくことをオススメします。
人生とは、人間関係や住んでいる場所、やっていることなどから構成されます。
その、人間関係や、場所、やることすることを変えていくことで自分にとってより良いものを手に入れていくことが、ステップアップに必要です。
全てにおいて自分で選択出来ることであり、自分で仕掛けられることであることは、人生の前提のものであることを念頭に、この記事を読んでください。
飛躍出来る人?出来ない人?
先ほど申し上げた自分にとってより良いものを手に入れていくプロセスを歩める人と歩めない人はいます。
出来ない人の考え方は下記のような方です。
・やりたいことはあるけど、家族に反対されるだろうから止めておこう。
・ 現状が変わることがこわい。
もちろん、こういった考え方が悪いわけではありません。
しかし、そういった方々は「変えたい」という意志と行動力と勇気が無くなっていきます。
出来る人は、
・人生の目的と意志をもち、チャンスを逃さない。
・チャンスを手にするために行動をし続けた結果、常にワクワクしながら人生を送っている。
定年を迎えたという方々は、強制的に今までの環境からの変化が起きます。
これをチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるかは自分次第なのです。
自分を変えるってそんな簡単なこと?
とはいえ、やみくもに自分や環境を変えていったからといって人生が成功するわけではありません。
人間関係を変えるためによくわからないけどセミナーに行ってみたり、会合に顔を出したところで、
あなたの心がハッキリしていない限りいつまでもワクワクではなくモヤモヤしながら生きることになります。
自分の心を明確にして、行動に移していくことが重要です。
なんとなく好きだけど、行動に移せない方は、自分が対象の何が好きなのか、なぜ好きなのかを考えると行動に移るヒントを得ることができるでしょう。
自分を変える行動をしていくために
では、そのような心持ちになり、行動に移いていくにはどのようにすればよいのでしょうか。
自分のやりたいことをやっている人の集団にいる
自分がワクワクすることを、すでにやっている人の集団に行くことが大切です。
起業したいのなら、起業している人と人間関係を構築しましょう。
映画監督のジョージルーカスは15歳のときに無断で映画スタジオに入り、映画関係者と人間関係を構築して勉強していった結果、業界で知らない人はいない存在になりました。
まずは、ワクワクすることについて、
誰から学ぶ必要があるのか、何を学ぶ必要があるのかを考えていくことが重要です。
『チャンスの神様は前髪しかない』
チャンスの神様は前髪しかなく、自分がチャンスだと気付いた時には後ろ姿になっており、後ろには髪が無いから掴めない。
という英国のことわざだそうです。
チャンスは予想できないときにやってきます。
あらかじめ、自分の中でチャンスとはどういうものなのか考え、チャンスが到来したら迷わず飛び込む。
そんな姿勢がワクワクには必要です。
メンターの必要性
ワクワクすることが自分の中で明確になり、行動に移す準備ができたら、そんな自分を高みへ導いてくれる師=メンターが必要です。
例えばベストセラー作家の本田健さんは、プロの作家になると決意し、自分のやるべきこととやらなくていいことを明確にしました。
本田さんは文字は書けるど編集は苦手。
そのうえで、本田さんに追加で必要とされた能力は章立てをする能力でした。
本田さんは、自分の能力と意志を踏まえたうえで、ベストセラーを数々育てた師の下で修業したそうです。
このように、自分の能力と心を見つめ直し、次の行動に移していく勇気をもっていくことが、ステップアップしていくために必要なことだと分かります。
七つの習慣
人生100年時代と言われています。
たしかに、日本人の平均寿命は2017年時点で女性が87歳、男性が81歳となっており、世界有数の長寿大国になってきております。
※平均寿命の定義は、その年に生まれた0歳児の平均余命の話です。現在時点で60歳の方の残りの寿命が決まっている訳ではございません。
これからも医療の発達や健康ブームの到来の影響で、生存寿命のみならず健康寿命も伸びていくことでしょう。
定年後の人生も、まだまだ長く、選択肢は膨大にあります。
しかも、今までは会社に居た時間が、全て自由な時間に変わるのです。
40年間会社に通勤した時間+働いた時間と、60歳からの自由時間はほぼ同じくらいと言われています。
自由に生きることは、一見楽しそうで明るいものですが、実は難しく、思った通りにいかないこともたくさんあります。
今回は、スティーヴン・R・コヴィー博士が提唱している「人格主義の回帰」から、これからの生き方のヒントである「七つの習慣」を解説していきます。
七つの習慣
まず、この記事の目的は、依存を止め、自立し、相互依存への成長を遂げることにあります。
会社に所属し、決められたことをやっていることで生きていける訳ではなくなった今、必要とされているのは「主体的に考え、行動していくこと」にあります。
ロマンをもって生きていくこと、これに年齢は関係ありません!
そのためには、どうすればよいのか。
詳しく見ていきましょう。
私的成功の習慣
第一から第三の習慣は、「私的成功の習慣」とされています。
依存から脱却し、自立していくための過程です。
①主体的であること
要は、物事は自分次第で意味づけできます。
物事に対してどんな印象を持ち、感情になろうとも、理性でそれを抑え、自らの価値観で行動を決めていくように出来るようになる精神的な姿勢を作ることです。
②終わりを思い描くこと
人生の最終的なゴールは何なのかを考え、それを常にイメージしながら生きていくことで、意思決定の判断基準を持つことが出来、望まない方向に進まないようにするというものです。
具体的には、
・自分がどのような人間になり、
・人生単位で何を成し遂げたいのか、
・その土台となる価値観は何なのか
これらを考え続けることが有効な方法です。
③優先事項を決めること
第二の習慣を踏まえたうえで、理想を現実にするための習慣です。
人生の時間は無限ではありません。
全ての物事に関われる人間は存在しないのです。
重要度と緊急度の二軸で物事を判断し、取捨選択していくことで、自分の思い描く自分になっていけることでしょう。
公的成功の習慣
第一から第三の習慣は、依存から自立していくための習慣でした。
第四から第六の習慣は、「公的成功の習慣」とされています。
他人との人間関係なしに物事を達成し辛くなっている現代社会ですが、人と関わっていると、つい自分を見失いがちになります。
公的成功の習慣とは、いかに他人と力を合わせ、物事を達成していくかということを説明しています。
④ Win-Winを考えること
これは全ての人間関係において、お互いの利益になるような関係性を考えていくべきだという思考の習慣を指しています。
この習慣があることで、自分の世界は競争ではなく、協力関係で構築されるようになります。
⑤ まず相手の理解に徹した上で、自分を理解してもらう
自分のことばかりを相手に話して理解してもらった気になっても、相手は全く理解してない場合が多いです。
まずは相手を理解し、協力していく姿勢になること。
コミュニケーションにおける重要な習慣です。
⑥ シナジーを作り出すこと
シナジーとは、相手と協力していくことで、足し算の総和以上の成果を出していくことです。
これらには、
・お互いが自立している
・Win-Win関係にあること
・お互いが違いを受け入れ、尊重していること
こうした条件下で、お互いが成長し、シナジーを生み出していく関係性になります。
再新再生の習慣
これら6つの習慣を踏まえたうえで、常に成長していくために必要な第七の習慣です。
⑦ 刃を研ぐこと
つまり、自身の研鑽を止めないことです。
これらは、第一から第六の習慣と相互に影響します。
刃を研ぎ続けないと他の習慣が疎かになり、第六までの習慣が出来ないと刃を研ぐこともままならない状況になります。
刃を研ぐには、以下の4つの要素があります。
・肉体面
・精神面
・姿勢面
・社会面
肉体面は、適度な運動を行い、健康に気を遣い栄養を取り、しっかり休むことです。
精神面では、自分の核を大事にし続けること。
姿勢面では、日ごろから学習していく姿勢を持つこと。
社会面では、日々、他者との交流の中で、情緒的な関わりを持ち、お互いの学びを深めること。
これらが必要になります。
まとめ
会社という、良い意味でも悪い意味でも後ろ立てとなる組織から外れた今、人間としての普遍的な価値に基づく人生設計が必要と著者は考えます。
そのためには、上に挙げた習慣はとても重要です。
個人としての成功だけを考えるのではなく、社会の成功と発展を考えてその貢献をしていければ、人生の真の成功を得られるのではないでしょうか。
定年という大きな人生の節目に、これらを見直し、より良い人生を送るためのヒントになれば、幸いです。