納棺体験!は人生のヒント!?【体験者の声もあり】

2019年9月5日

こんにちは!記事をご覧になってくださり、ありがとうございます。

「納棺体験」と聞いて、

縁起悪いなぁ

どんな変人がやるんだ?

といった思いを抱く方がいらっしゃるかもしれません。

たしかに、納棺とは亡くなった方を納めるものであり、葬儀の中でしか目にしないでしょう。

しかし、実は最近、納棺体験イベントが広まっております。

さらに、その納棺体験イベントは、開催のたびに満員となってしまうくらい人気のイベントなのだそうです。

納棺体験イベントとは何なのか?

どんな人が行くのか?

感想を知りたい!

そんな疑問や興味にお答え致します。

『生前SHOW!』では、「これからをより良く生きる」ために生前葬などの臨死体験イベントを主催しております。

納棺体験は人生のヒント!?

毎回、満員になる納棺体験イベント。

皆さんが思う以上に、人は自分の生き方や死にざまに興味を持っているようですね。

納棺体験って何?

文字通り、亡くなった方が入る棺に、生きているご自身が実際に入って、フタをされるという体験です。

納棺体験の流れは下記の通りです。

・体験イベントの説明
・準備(死装束、枕飾り、副葬品)
・納棺

まずは体験イベントの説明を致します。

納棺体験の目的やイベントの一連の流れをお話し、「これから死にゆくのだ」と参加者の気持ちを作ります。

そして、準備に入ります。

見慣れない言葉が多いと思いますので、説明致します。

死装束

死装束とは、亡くなった方が着る服と服装のことです。

  • 三角頭巾
  • 経帷子(きょうかたびら)
  • 数珠
  • 手甲
  • 脚絆(きゃはん)
  • 足袋(たび)
  • わら草履
  • 六文銭が入った頭陀袋(ずだぶくろ)

納棺体験イベントの際に必ずしも全てを身に着ける必要は無いかもしれませんが、

普段はあまり目にしない上の部品を身に着けることで、死をより強く意識することが出来るでしょう。

枕飾り

枕飾りとは、安置された遺体の枕元に置かれる装飾のことを言います。

白い布をかぶせた机に、花やろうそく、一膳飯や水などを置きます。

副葬品

副葬品とは、故人と一緒に埋葬されるものを言います。

故人に思い入れのある物や、ご友人との思い出の品などを入れていきます。

以上のような準備を整えて、いざ、棺に入っていきます。

棺に入ると、フタをされてしばらくはそのままになります。

リアリティのために、お経を流したり、ご友人を招待して、お別れの言葉を棺に投げかけたり、「今までの人生はどうだったか」投げかけるナレーションを流したりする体験イベントもあるそうです。

納棺体験が終わった後は、棺の中で何を思ったかの振り返りを行います。

感じたことを表現し、今後の人生に活かしていくという目的があります。

どんなところでやってるの?

葬儀会社や棺を売っているお店、会館などで開催されております。

納棺という行為は本来人間が1回しか行わないものですし、あまり日常で行かない場所で開催するので、少し行き辛いと思うかもしれませんね。

『生前SHOW!』では、気軽に行える納棺体験を始めとする生前葬を主催しておりますので、気軽にご連絡ください。

どんな人が利用者?

利用者の幅は広いです。イベントには、20代の方もいらっしゃるようです。

理由は様々なものがありますが、以下のような声がありました。

・生きている内には体験できないことを体験したいと思ったから
・身近な人の葬儀に参加し、棺に入ってる姿を見て、どんな空間で眠っているのかと思ったから。
・今までの人生を振り返り、区切りにするのに『臨死体験』として納棺体験を選んだ。

人それぞれに人生があり、理由も多種多様です。

自分の人生は果たしてこれで良いのかと考えるタイミングに、納棺体験イベントに参加される方は多いようです。

体験者の声

実際に納棺体験をされた方々の感想や声をまとめてみました。

参考・出典:週刊朝日、東海テレビ

涙が止まらなくなった

40代女性です。

この方は、棺に入っている中で自分の実際の弔辞を考えたそうです。

そこで、知人の喋る弔辞が、本当の自分と違うことに気付きます。

「自分が自分らしく生きてこなかった」ということを思い、棺の中で涙を流したとのことです。

棺から出た際には、「もっと自分らしく生きていこう」と思うようになったようです。

宇宙空間にいるような感覚になった

「母親の胎内に戻ったかのような拡がりを感じた。宇宙の中にいるような、何とも言えない感覚になった」とのことです。

今まで自分が背負ってきたものが感じられ、葬儀のあり方を考えるきっかけになったとのことです。

燃やされると思った

「棺に入ると温かみや心地よさを感じたが、フタをされた途端、閉じた世界になって不安になった。外では友人からのお疲れ様、という言葉が聞こえ、自分が死ぬんだなという感覚になった」とのこと。

しばらくしたら本当に火葬場に行き燃やされるのだと感じ、死と直面したようです。

まとめ

今回のポイントです。

・納棺体験イベントは葬儀で見る棺に実際に入ってみるイベント
・利用者は幅広い
・誰しもが、棺の中で自分の人生を考える

納棺体験イベントの利用者からの感想としては、「今までの人生を振り返り、これからの人生を考えるきっかけ」になったといった内容が大半でした。

納棺イベントとしても、棺の中で思ったことを振り返り、これからどう生きるのかを考えることを目的としています。

通常では生きている内に1度も味わえないであろう納棺体験を、皆さんもやってみてはいかがでしょうか?