終活とは死後のための準備なのか?【ブッダから学ぶ生き方の教え】

こんにちは!

記事をご覧になってくださり、ありがとうございます。

終活という言葉を世間で知らない人はほとんどいないくらい広まっておりますが、実際に終活を行っている人はごく一部です。

まだ死を意識したくない」

「死んでからのことは自分には関係ない」

など、死を忌避する意識と、死を遠いものとして考えている(考えたい)方が多いということのようです。

しかし、終活とは果たして、「自身の死後のためのもの」なのでしょうか?

今回は、ブッダの教えも交えて、疑問にお答えしていきます。

生前SHOW!は、終活の一環でもある『生前葬』の専門会社です。

終活は死後のための準備なの?

結論から申し上げますと、全くの逆です。

終活とは、「自分がこれからより良く生きていく」ためのものです。

葬儀や相続、遺言の準備の意味

葬儀や相続、遺言などは確かに自身の死後に起こる手続きです。

しかし、これらを終活の中で行うのは、「家族や友人との関係性の中に自分がいる」ということを再認識するためでもあることを忘れてはなりません。

終活を行っている方は現在、高齢者の方々が多く、葬儀社に行って相談をする方が多いようです。

その大きな理由としては、「家族に迷惑をかけたくないから」だそうです。

色々な手続きを決めずにいることで、ご家族の負担になってしまうと考えたからでしょう。

しかし、これらは全て、「家族」や「友人」という存在があってはじめて成り立つものです。

今まで一緒に過ごしてきた人たちのため、嫌な想いをさせたくないから準備をするのです。

そこには、周囲のために行動することが、自身の幸福にもつながるという考え方が根底にあるからと私は考えています。

誰しもが死ぬということ

当たり前ですが、人間である以上誰しもが死にます。

しかし、日常で死を意識している人は少ないです。

もし1年後に死ぬことが分かっていたとしたら、あなたはどうしますか?

こちらの記事に、看護師が末期患者から聞いた、死の直前に後悔したことをまとめております。

「死ぬことが分かっていたら〇〇をやれば良かった」

ということばが多いんですね。

でも、今この瞬間に死ぬわけではないにしても、いつか死が訪れることを意識したらどうでしょう。

今まで我慢していたやりたいことをやりたくなってきませんか?

私は自分のノートにやりたいことを書き出して、一つ一つこれからチャレンジしていこうと考えています。

これも立派な終活ではないでしょうか。

いつまでも生きると思いながら漫然と生きるのか、自分と向き合った上で時間を使っていくのか。

選択はあなた次第です。

今の自分に満足していますか?

満足していないなら、自分と向き合えていない可能性が高いです。

なぜ満足出来ていないのかを考えましょう。

自分には本当は何が必要なのかを把握した時、その「必要なもの」を手に入れるために行動します。

その行動している過程こそが、自分を満足させるものだと考えています。

物事は思い通りにはなりません。

自分が変わっていくしかないのです。

終活では、今までの人生を振り返り、自分と向き合う時間を与えてくれます。

これからの人生をどのようにしていくかを選ぶのも自分次第ということです。

ブッダの教えから学ぶ「生き方」

ブッダの教えには現代の日本人が学ぶべきものがたくさんあります。

一見、当たり前でシンプルなことでも、しっかり見つめると今まで考えてこなかったことに気付かされます。

諸法無我

全ては繋がりの中で変化しているという意味です。

全てのものは他のものとお互いに影響しながら移ろいゆくものです。

その個体だけで独立しているものは存在しません。

自分という人間も、家族や友人、知人の互いの関係の中で生かされていることが分かります。

そういった関係を持っていることに感謝をして生きていきたいですね。

諸行無常

全ては変化していくものという意味です。

人間関係であれ、なんだって変化していきます。

肉体も朽ちますし、やがて死にます。

すべては変化することを受け入れることで、苦しみが解かれるとのことです。

肉体や地位、人間関係、日常の「全てが変わらない」と思い込んで過ごしてしまっている方は、今すぐ考えを改めた方が良いでしょう。

一切皆苦

人生は思い通りにならないという意味です。

「四苦八苦」と言い、自分ではどうにもできないものがあります。

生きる苦しみ
老いの苦しみ
病気の苦しみ
死んでいく苦しみ
お金や地位が手に入らない苦しみ
恨みや憎しみを持つ人がいる苦しみ
愛する人や友人であっても、いつか離れる苦しみ
心身を思うようにできない苦しみ

誰もが全てではないにしろ、いくつか経験していることと思います。

自分ではどうにもできないことがあることを理解した上で、

自分の心の在り方を変えていくことをブッダは説いているのです。

我々が考える終活とは、上に掲げた苦と向き合い、これからの自分の人生を歩む上での心の在り方を作っていくものだと考えています。

まとめ

今回のポイントは

・終活とは死後のためではなく、今を生きるためのものである
・自分も必ず死ぬことを理解し、満足いく自分になろう
・自分ではどうにもならないことを受け入れることで、自分らしい生き方をすることが出来る

でした。

生前SHOW!は、このような終活における自分との向き合い方において、生前葬をお勧めしております。

「生前葬とは何だ?」と疑問に持った方は、当サイトにある記事をご覧になってください。

より良い人生を送るための何か足しになりましたら、幸いです。