『定年後が暇』なんてウソ!!【理想の生き方を見つける方法】

2019年9月5日

こんにちは!

記事をご覧になってくださり、ありがとうございます。

定年後、やることが無くて暇だ・・・

朝起きてから何をすれば良いのか分からない・・・

そういった悩みを抱えている方は多いと思います。

今回の記事は、脳科学の観点と認知行動科学の観点から、そんな悩みを解決するための知識と方法を紹介していきます。

『 定年後が暇』なんて嘘

今までは朝起きて準備をして会社に行き、仕事をして翌日の準備をして帰宅して就寝するというサイクルがありました。

会社から課題を与えられ、課題を解決するために1日の大半を過ごすことが出来たのです。

しかし、定年退職した後、会社から課題を与えられることも無ければ、準備することも無くなります。

結果、「何をすれば良いか分からない」という状態の方が生まれます。

しかし、それは脳内物質であるドーパミンの量が少なからず関係しています。

ドーパミン量が低い

脳内に発生するドーパミンとは、『報酬』をもらうことで生じる快感物質です。

例えば、お酒やタバコ、その他娯楽媒体からは、短期的な快楽や心地よさ、すなわち『短期的報酬』を得ることが出来ます。

一方で、ビジネスや健康のための運動、アートなどの趣味は、すぐには結果が出ないものです。

そういった長期的な努力の末の達成を『長期的報酬』と言います。

会社員だったころは、短期的な報酬と長期的な報酬が共に存在し、定期的にドーパミンが発生する機会を得ていました。

しかし、明確にやらなければならないことが無くなった今、ドーパミンを得る機会はなかなか無く、短期的な報酬に向かいがちです。

短期的な報酬は、いわゆる中毒になり、やがて満足を得られなくなります。

人生において真に必要なのは、長期的な報酬によるドーパミンなのです。

頑張らないこと

頑張ってやりたいことを見つけないでください。

とにかく資格を取るぞ!と意気込んで始めてしまうと、ルールを決めた自分によって自分を苦しめることになります。

まずはリラックスして、「暇であること」に悩まないでください。

無気力であることが悪いのではありません。

生きていくには、時には休息も必要です。

大事なことは、そんな自分のことを嫌いにならずに、自分の心が求めていることに素直になることです。

会社員時代は「やらなくてはいけないこと」がありましたが、今はやりたくないときはやらなくていいのです。

それを自覚した上で、「やりたいこと」を見つけていきましょう。

人の目を気にしない

人の目を気にして行動することは今すぐ止めましょう。

会社にいたときは、周りの目=評価であり、報酬の多寡が決まってきたと思います。

そこに40年間いることで、人の目から見た自分を意識する癖がついているかもしれません。

しかし、人の目を気にしていたら、自分らしい人生を送れるでしょうか?

これからの人生は、他人の評価を気にして生きる必要はありません。

思う存分、ご自身と向き合い、真のやりがいを見つけてください。

やりたいことを見つけるには?

ここまで読んでくださっている時点で、何か変えたいと思っていらっしゃる方が多いのだろうと思います。

心構えを説明した次は、著者がお勧めする具体的な方法をご説明致します。

1時間もあれば出来る方法ですので、ぜひお試しください。

好きなことを書き出す

自分の好きなことを書き出しましょう。

読書、料理、スポーツ、将棋、有価証券報告書を読むこと・・・何でも良いです。

実はご自身の中に好きなことはたくさんあります。

20個~30個は書き出してみましょう。

それはあなたの中で、行動することを厭わない題材であるということです。

得意なことを書き出す

好きなことを書き出したら、得意なことを書き出してみましょう。

数学が得意、他人とコミュニケーションをとることが得意、ジッとしていることが得意・・・などなど。

得意とは、他人と比べてではないです。

ご自身の中で比較した時に、これは得意だなと感覚的に思えたらそれは得意なことです。

これも20~30個くらい書き出せると良いですね!

どんな生き方をしたいのか考える

好きなことと得意なことを書き出したら、自分が今後、どんな生き方をしたいのかを考えましょう。

考えるテーマは場所、人間、優先度です。

リゾートのようなところや田舎にいたいのか?都心にいたいのか?

仕事をするならその環境は?だだっ広いオフィスの中か、こじんまりとした個室か。

どんな人と関わっていきたいか?コミュニケーションをよくとるような人か、あまり喋らない関係か。

それらを書き出したとき、全てを組み合わせて「やりたいかも」と思うことが出てきます。

これだけ書き出している訳ですから複数、「やりたいかも」ということが発生して当然です。

それらを仕事か趣味かで仕分けするとともに、どれがやらなくて後悔するかどうかを考えてください。

結果的に、現時点で一番やりたいことが浮かび上がってくるはずです。

まとめ

今回は、定年後は暇な訳ない!という論調で説明致しました。

日本人は、会社員時代の「やらなくてはならないこと」を粛々と実行してきた結果、自分の『好き』という抽象的なものを具体化する訓練を行うことが不足しています。

定年退職という大きな節目を迎えた今、『好き』から始まる人生を味わってみてください。

この記事を読み、より後悔のない生き方を皆さまがしていることを願っております。