生前葬が社長の間で意外と流行っている!?その驚きの理由とは
こんにちは、 生前SHOW!編集部の鈴木です。
生前葬を行った社長といえば
コマツ元社長の安崎さんが有名ですね。
生きているうちに 感謝の気持ちを伝えたいという思いから「感謝の会」を企画されました。
同じような思いを持つ社長さんは多いのかも!?と思い調査いたしました。
今回は、そんな社長さんのご紹介となぜ社長の間で流行っているのか?
その理由をお伝え致します。
意外と広がりだした生前葬
コマツ元社長 安崎暁 さんの生前葬
生前葬で最も有名なのは、元コマツ社長の安崎さんだと思います。
2018年5月26日に胆のうがんで死去されました。 享年81歳でした。
彼は、2017年12月に生前葬を行いましたので
生前葬の実施から約半年後にご逝去されたということになります。
そんな安崎さんが、生前葬の直後の記者会見でこう語りました。
「終活の過ごし方は個人個人で異なる。私自身の好みという形でやらせていただいた」
個人個人の生き方や考え方が問われる現代社会において、安崎さんの言葉に、何かハッとさせられるものを感じたのは私だけでしょうか。
生前葬を行った著名人一覧
社長よりも目立つのが ビートたけしさん、アントニオ猪木さんなど 芸能人の方々の生前葬です。
下記Wikipediaより引用した 生前葬を行った芸能人の方一覧です。
(引用元:Wikipedia)
・ ビートたけし
Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%89%8D%E8%91%AC#%E7%94%9F%E5%89%8D%E8%91%AC%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%B8%BB%E3%81%AA%E6%9C%89%E5%90%8D%E4%BA%BA
お笑いタレント、映画監督。2009年4月3日に、バラエティ番組『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京)の初回収録にて生前葬を行った(放送は同月10日)。「コントで葬式をやると番組が当たる」というジンクスを参考にしたため。立会人代表は、共演者である国分太一(TOKIO)。
・ 桑田佳祐(サザンオールスターズのボーカル兼リーダー)
共演者のユースケ・サンタマリア曰く「『リニューアル』として一度桑田佳祐に死んでもらい、『新生桑田佳祐』として生まれ変わってもらおうという意図」のもとで『桑田佳祐追悼特別番組』というタイトルで生前葬を行った。
この企画はネット上で様々な反響を呼び[1]、「フジテレビ史上第2位」とされる程の量の苦情の電話も殺到し、これが原因で番組のプロデューサーを担当した佐々木将は髪が白髪になるほどのストレスになった事がDVD-BOX「桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜 あいなめBOX」の中で言及された。
・ テリー伊藤
2010年9月18日に、生前葬を実施したと発表。
・ 仲村みう
2011年11月23日に、芸能界引退イベントとして生前葬を実施。
・ カンニング竹山
2014年『竹山のやりたい100のこと〜ザキヤマ&河本のイジリ旅〜』の企画で行った。
・ SMAP
2014年7月26日に、『FNS27時間テレビ』のオープニングの企画として「今までのSMAPから生まれ変わる為に」という名目で、メンバー全員の生前葬が行われた。グループは2016年に解散したが、メンバーは存命中。
・ 小椋佳
2014年9月12日~15日に、生前葬コンサートを開催[4]。
・ AKIRA (プロレスラー)
2014年10月10日に、自身のレスラー生活30周年記念のプロレスイベントとして開催[5]。
・ 大橋巨泉
80歳の誕生パーティー「傘寿の会」での本人談[6]。2016年7月12日死去。
・ アントニオ猪木
2017年10月21日に両国国技館で行われた、『INOKI ISM.2』の中で生前葬を行った[7]。
・児玉誉士夫
右翼運動家。1960年に生前葬を行った。1984年死去。
・水の江瀧子
女優。1993年に生前葬を行い、以後芸能界を引退しメディアに露出せず隠居生活を送っていた。2009年死去。
・養老孟司
解剖学者。2004年11月に山口県防府市の多々良学園講堂ホールにて行った。
・ 仰木彬
2004年野球殿堂のパーティーのスピーチで「今日のパーティーでございますが、これは私の生前葬だと思っております」と発言。2005年死去。
・ 久米田康治
漫画家。2007年6月21日に『さよなら絶望先生』が第31回講談社漫画賞少年部門を受賞し、その授賞式後の2次会で生前葬が行われた。作風に則った(同氏の項目参照)ネタとしての生前葬である。久米田の生前葬がこのwikipediaに載っていること自体を久米田は作品内でネタにしている。
芸能界では非常に多くの方が生前葬を行っており、それ以降の自分の生き方やそれまでお世話になった方々への感謝の気持ちを伝える場になっているようです。
また生前葬のきっかけも、余命宣告を受けてない方も、周年記念行事や引退セレモニーなど何かの節目として執り行っているようです。
葬儀というイメージより“SHOW"に近いイメージで執り行われるため明るい会になっています。
生前葬をやった社長一覧
MUSIC ZOO WORLD 松原社長の生前葬
社長松原に生きて欲しくて太陽と虎本当は9周年なのに嘘ついて巻きで10周年開催しました。今回MUSIC ZOO WORLDは松原生前葬として執り行いましたので死んだところで葬式はしません。なので、どうか松原よ生ききってくれ。
俺たちでまだまだおもろい事やろうぜ。5/11COMING KOBEhttps://t.co/uZ6xsymC3w pic.twitter.com/1hyppPSup8— MUSIC ZOO WORLD (@musiczooworld) 2019年1月20日
公式のサイトも見つけました。
http://music-zoo-world.com/news/news190120b.html
上記サイトにこんなことが書かれてありました。
「死んだところで葬式はしません。
http://music-zoo-world.com/news/news190120b.html
なので、どうか松原社長生ききってください。
まだまだおもろい事やりましょや。」
お仲間さんからのメッセージでしょうか。
死に向かうのではなく、
これからの生をもっと面白くするための
イベントと位置づけていますね。
きっと楽しい“生前SHOW"になったことでしょう!
日本酒『義侠』 山忠本家酒造の当主・山田明洋社長の生前葬
義侠の社長の生前葬ありまして義侠に寄り添った方の本(。ノωノ) pic.twitter.com/VsmVHo0K7N— ミスター仙人 (@H0V6tmx2PRWQEDx) 2018年8月13日
「別の病に倒れステージ4の癌が見つかり、
余命三か月と告げられてから三年がたちました。
葬式に来られても顔も見えんし酒も飲めないのはつまらん。
というわけでもう一度みんなと一緒に酒を酌み交わしたい との思いから最後(?)の我儘で家族にお願いして 生前葬をしますのでひとつよろしく‼」
こんな想いのこもったメッセージをもらったら 絶対に行きたいですよね。
余命宣告をされたことがきっかけになったようですが、 生前からずっと好きだったお酒を もう一度みんなと酌み交わしたい。
後悔のない人生のための、 大切な時間になったことでしょう。
その後、山田明洋社長は、2019年2月27日にご家族に見守られるなか逝去されました。
ご冥福をお祈り致します。
とある知り合いの社長さんの生前葬
今日はいつもお世話になっているある社長の生前葬に参列させていただいてます^^
生前葬は生まれて初めてなのでどんなパーティーなのか楽しみです。 pic.twitter.com/l0iYu310qa— micco (@micco_fx) 2019年4月24日
ツイートにもある通り楽しみとのこと。
あまり表沙汰になることはありませんが、
意外と水面下で広がりを見せているようです。
また、葬儀という暗いイメージではなく、
人生を楽しむためのイベントと捉え、
格式張ったものではなく、
自由な企画がなされたようです。
社長達の間で流行中なのはなぜ?
生きてるうちに感謝の気持ちを伝えたいケース
ある程度の規模の会社を運営されていれば、
きっと社長様のつながりは非常に大きなものになっているはずです。
自分の体が動かなくなる前に 感謝の言葉を伝えたい、と思うことは自然なことだと思いました。
死後行われる葬儀は、「遺族のため」という側面がありますが、
生前葬に関しては、「本人のため」なのだと思います。
生前葬っていうか「感謝の会」を開催したコマツの元社長の訃報があったけど、遺された人間のためのものである「葬儀」に対して、逝く人間のためにもなるのはやっぱり「生前葬」なんだな、と思った。— cointoss (@cointoss) 2018年5月31日
実際こういう声もありました。
私もコマツ元社長みたいに生前葬がいいな
生きてる内にお世話になった人に感謝の気持を伝えたい。— ꒰ ✨((´,,・ω・,,`))✨ ꒱ (@maripon_style) 2018年6月2日
まだまだ日本で一般的とは言えませんが、
老い方や死に方にも能動的に向き合うという考え方は 非常に胸に刺さるものがあります。
面白いことをやりたいケース
生前葬を葬儀ではなく、イベントと捉え、
これからの人生をより彩りのあるものにするという意味合いです。
生前葬は「死を意識することで長生きできる」と言われ縁起が良いものとされています。
実は江戸時代からの歴史があり、とある偉い方が「死後野良送りになるなら」と行ったのが始まりと言われています。
100%自分の希望通りの葬儀を作ることが出来るため、周囲の家族や親族、ご友人の理解が得られるのであれば、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
果たして私達はどのように生きるべきか、そして死ぬべきか、 生前葬を通じて考えさせらることが多いと感じました。