生前葬をやったら死後どんなメリットが遺族にあるの?注意点もあり

2019年9月5日

こんにちは
生前SHOW!編集部の鈴木です。

まだまだ一般的ではない生前葬ですが、実は縁起が良いというのをご存知でしょうか。

実は「死を意識することで長生きにつながる」と言われているのです。

自身の死を意識することで、その後の生を充実させることが出来る。

私達もそう信じています。

とはいえ、本人がどんなに生前葬をやりたくても、周囲の協力がないと楽しくないでしょう。

そこで今回は、生前葬を行った本人の死後、遺族にはどのようなメリットや注意点があるのかご説明させて頂きます。

生前葬の遺族メリット

生前葬の実費負担は実は少ない

小さな規模の生前葬であれば、実は約30万円ほどで実施できます。

また、生前葬の場合は会費制であることが多いため費用をその中から捻出することができます。

実費負担が数万円のケースもあります。

遺産を減らしてしまうといった、遺族間での相続問題はあまり心配せずとも大きな影響はないケースが殆どです。

遺族が行う死後の葬儀が安く抑えられる

生前葬で受け取った会費を香典とみなし、死後の葬儀では家族葬を行うのがおすすめです。

その場合、生前葬は死後の葬儀費用を抑える良い選択肢です。

葬儀費用の全国平均は、196万円と言われており、葬儀、飲食、読経が主な内訳です。

一方、家族葬であれば、全国平均でも上記より50万円ほど少ない150万円と言われております。

葬儀会社によっては50万円で出来るところもありますので、家族葬を検討されるのであれば葬儀費用は安く抑えられます。

死別の準備が出来る

突然の死別はとても悲しいものですが
その多くは

「故人にもっと何かをしてあげれたのではないか?」

という後悔から来ることが多いです。

ですが、故人が本人の意志で行った生前葬ではイキイキとされている本人様を目に出来るでしょう。

その体験は、ご遺族の方の後悔のお気持ちを
幾分和らげることが出来るのではないでしょうか。

生前葬の注意点もある

相続税の対象にはならない

死後の葬儀の場合、その葬儀費用は
相続税の控除対象になります。

ですが、生前行う生前葬の場合、
その費用は単なる支出とみなされるため
相続税対策にはなりません。

とはいえ、生前葬の葬儀費用について
実費負担額は非常に少ないことが多く、
そもそもあまり相続税対策として
有効なほどの額にはならないでしょう。

家族や親族の理解を得ることが大事

一番大事な注意点は、ご家族・ご親族様の理解を得ることです。

ご本人様の意思が最も大切ではございますが、これまで支えて下さった家族・親族の理解を得られれば非常に素晴らしい生前葬を行うことが出来ます。

ご家族・ご遺族の方には、
生前葬を葬儀としてではなく、お別れ会や偲ぶ会とお考え頂き、ご本人様のその後の人生の手向けとして応援して頂けますと幸いです。